小さいころから本を読むことだけが心の支え、くつろげる時間でした。
たぶん子どものわたしには現実世界は刺激がありすぎたのでしょう。
本のいいところは閉じることができること。
読みたくない描写を回避できること。
また、勉強が人生の成功につながると信じていました。本の中にはそういう話であふれていました。テレビとか世間とかもそうだったかな。
本読んで、勉強して、自立して生活することを目指していました。
でも、大人になってどちらも私を救ってくれなかったのです。
それで、私は本も勉強も信じることをやめました。
コミュニケーション能力とか柔軟性とか合理性とか…私には何がなんだかわからない大切なことが、自立した生活を送るのに必要なんだと思うようになったのです。
そしてそれらの能力は私にはあまりないとみなすようになりました。
しかし今一度、読書と学びで人生を生きやすくしたい、もう一度信じてみよう。ためしてみよう。
という気持ちになっています。